有効急所で失敬

ポケモン対戦についてぼちぼち更新しま〜す

トリックマジック最終12位「クッション&トリルエースHBイダイトウ軸」

[結果] 順位:最終12位、レート:1824.312(TN:Crypto)

[パーティ]

 

[一言]

トリックマジックお疲れ様でした!

全員ゴーストタイプのポケモンで互いに弱点を突き合うことになるため、対面的な戦いでサクッと終わる試合が多かったのではと思います。個人的にはとても楽しいルールでした。

このような公式大会に参加したのは初めてですが、いきなり12位といい成績を残せたので記事を書いてみました。

 

[コンセプト&構築経緯]

初手にイダイトウ裏にゾロアークミミッキュの3体を選出していました。他は圧力要員なので選出していません。(トリル要員はミカルゲよりミミッキュの方が安定した)

 

今回のルールではゴーストタイプしかいないので必然的に対面構築が多くなります。自分はそれを見越してボルトチェンジクイックターン、蜻蛉返りなどの対面操作技でミミッキュの化けの皮や襷はがし、ゾロアークチェックができたら強いかもという視点で構築を組み始めました。対面操作技を使う場合以下のどちらかになると思います。

・高耐久で後手から対面操作技で交代

・先制で対面操作技を決めて裏に有利を取れるポケモンに交代する

しかし、耐久の低いゾロアーク以外でゴースト技の一貫を切ることはできないので後者は安定しないと判断しました。

 

そこで前者の役割ができるポケモンを考えたところ、イダイトウが候補に挙がったというわけです。とりあえずHBに振り切りチョッキ持たせて、弱点を突かれにくいように初手から水テラ後手クイックターンしたら強そうじゃね?(適応力なら多少火力も出る)という発想から仲間大会で使ってみたところ非常に使用感がよく、軸にすることを決めました。

 

裏はトリルを張ればイダイトウを終盤のスイーパーに変貌させることもできると思い、対面保証がありトリルを覚えるミミッキュを採用。

 

初手テラスを切った後のゴースト技の一貫切り、また要塞ラウドボーンやサーフゴーで詰まないように高圧力のポケモンが欲しいと思い、メガネゾロアークを採用しました。

 

[個体紹介]

イダイトウ(水)@突撃チョッキ

特性:適応力

実数値:227(252)-145(+)-117(252)-100-96(4)-74(最遅)

技構成:クイックターンアクアブレイク、お墓参り、アクアジェット

調整意図:物理も特殊もなるべく硬く、後手クイックターンまたはトリルエースのため最遅、性格補正は耐久よりAにかけた方が美味しいので勇敢に

 

大きく三つの役割があります。

・初手に出して対面操作(ミミッキュ、ラウドボーン、サフゴなど)あるいは対面突破(ゲンガーやハバタクカミ)

ミミッキュゾロアークが不利対面の時の引き先

・中〜終盤のトリルエース

 

毎試合これら全てをこなす必要はありませんが展開に応じて使い方を変えられる柔軟性がとても強力でした。HBですが、水テラス適応力なのでそれなりの火力が出ます。

 

ゾロアーク(水)@こだわりメガネ

ポケモンSV】ヒスイゾロアークの色違いと種族値・受け取り方【スカーレットバイオレット】 - ゲームウィズ さん

特性:イリュージョン

実数値:130-108-80-177(252)-94(108)-163(148)

技構成:シャドーボール、悪の波動、気合い玉、トリック

調整意図:トリルもあるし同速勝負を避けるため、素早さは最速ミミッキュ抜き、火力はぶっぱ、主にサフゴやラウドボーンが役割対象となるので残りは特防に

 

役割は

・先制できる状況(必要ならトリル)を作り、クイタンや呪いや死に出し、ゴースト技読み交代で着地し高火力をぶっ放しワンパンor要塞への圧力

・ゴースト技の一貫切り

 

サーフゴーやミミッキュにクイタンした後にミミッキュに化けたゾロアークを出せば、テラスを切らないことも多く、シャドーボールが結構決まりますし、ワンパンできなくてもゴースト技を打ってくれたりします。

 

ミミッキュ(ノーマル)@カシブのみ

ポケモンSV】ミミッキュの色違いと弱点・技構成とテラスタイプ【スカーレットバイオレット】 - ゲームウィズ さん

特性:化けの皮

実数値:162(252)-156(252+)-101(4)-70-125-90(最遅)

技構成:シャドークロー、じゃれつく、トリックルーム、呪い

調整意図:トリルを貼った後にターン枯らしさせない圧力をかけるため火力はMAXに。トリル前提なので最遅に

 

役割

・トリル呪いでイダイトウやゾロアークに繋ぐ

・ラウドボーンには呪いを入れてゾロアークに繋ぐ

・目の前の相手を倒す

 

残り三体は選出してないので割愛

ハバタクカミはドラパや高速アタッカーへの圧力

ラウドボーンは主にサーフゴー積み技やめてねの圧力

ミカルゲミミッキュと選択でトリル貼ろうとしてた

 

[強かったポイント]

・ほとんどの相手にこの3匹でもプレイング次第で無理なく勝てる柔軟性の高さ

・困ったらイダイトウに引けばいいという信頼感

・ゲンガーヤミラミはイダイトウだけでぐちゃぐちゃにできる(金縛りの次のターンはアンコール読みアクジェなど)

[課題点]

・たまに当たる遅いラウドボーンにはイダイトウが後手クイックターンができない

・初手ドラパルト対面は珠ドラゴンアローがイダイトウに半分以上入るのでミミッキュに引いていたが、ドラパに化けたゾロアークだった場合に不利スタートとなる

・イダイトウメタ(草電テラバやミミッキュウッドハンマーなど不意な弱点技)

・悪巧みやC特化などゾロアークをワンパンできるサフゴ

・型破り高火力イダイトウにミミッキュが何もできない

・痺れ怯み急所ねむるなどの運要素

・初手不利対面でクイックターンしてゾロアークだった時の対処

ゾロアークのトリックはほとんど使わなかったので、ハイパーボイスや破壊光線でよかったかも

[感想]

今回はたまたま強い動きを発明できたので楽しかったです。参加できるポケモンに限りがあると、考えることが比較的少なくシンプルだったので構築を考えやすかったです。今後も時間があるときはこのような大会に出たいと思います。

 

それにしても、1桁をかけて戦うときは麻痺悪波怯み急所が怖すぎますね。終盤のこり15戦ほどから運の下振れが続きレートの変動が1820→1740まで下がり本当にメンタルブレイクしました。立て直した時には残り一戦しか残ってなく、チキって12位でステイしました。本当はもっと上のレートを目指したかっただけに非常に悔しいです。